青森県立鶴田高等学校

国際教養コース

1、国際教養コースについて

◇国際教養コース設置の目的

 国際教養コースは、「外国事情を正しく理解し、実践的語学力を身につけ、異文化の理解を深めるとともに、国際社会の一員として豊かな国際感覚を身につけた人材を育成する」ことを目的に、平成4年度に設置されました。

 国際教養コースでは、2、3年生に対して「総合英語」や「英語表現」などの専門科目を設定し、さらに学校設定科目として「国際理解」や「比較文化」を取り入れて、外国語指導助手と日本人教師によるティームティーチングを実施しています。最新の視聴覚機器を活用しながら、生徒一人ひとりのコミュニケーション能力の育成を重視した授業を展開しています。

 また、国際交流推進の観点から、平成5年5月28日にアメリカ・オレゴン州のフッドリバーバレー高校(Hood River Valley High School)と姉妹校の提携を行うなど国際教養コースのより一層の充実を目指しています。

コミュニケーションルーム

コミュニケーションルーム

 コミュニケーションルームは最新の視聴覚機器設備のほか、ペアワークやグループワーク等を行いやすい機動性に富んだ教室環境になっています。

国際教養コースが目指すもの

コミュニケーションルーム

 国際教養コースでは、専門科目の学習はもちろんですが、英語合宿や海外研修旅行などの対外的な行事を通して、自国や外国の事情や文化を習得する国際理解教育を推進しています。国際社会において他国の人々とコミュニケーションをするのに欠かせない語学力の向上を目指します。

 これを一層可能なものにするために、日常の授業の充実に加えて英語検定準2級合格に向けた指導を強化し、総合的な英語力が身に つく学習環境を整備しています。

◇国際教養コースの専門科目

 国際教養コースの専門科目として、次のような科目が設定されています。

科目 履修学年 本校における学習内容
総合英語 2・3 1年生の学習内容を復習しながら、幅広い話題について理解を深め、英語で情報や考えなどを相手に伝える基礎的な能力をさらに伸ばす。
英語表現 2・3 ティーム・ティーチングにより、英語で情報や考えなどを伝える能力を一層伸ばすとともに、2年次では海外研修旅行に関連する英語にも取り組む。
国際理解 2 外国人講師を招いて、興味深い外国の事情や文化について話を聞く。事前に英語指導助手とともに、それらの国について概要を学習する。
比較文化 3 英語のテキストを使用して外国の文化を学習するとともに、自国の文化として茶道の歴史と作法を数回にわたり、集中して実際に学ぶ。

◇国際教養コースの主な年間行事

 普通コースにはない国際教養コース独自の行事を実施し、国際理解教育の推進と実践的な英語力の向上を図っています。
 ○英語合宿(6月) *岩木青少年スポーツセンター(弘前)で1泊2日で実施
 ○フッドリバーからの訪問団との交流およびホームステイの提供 (8月)
 ○海外研修旅行での姉妹校との文化交流およびホームステイ (10月)
 ○イングリッシュ・デイでの英語弁論大会と英語劇上演 (12月)
 ○外国人講師による自国の事情と文化の紹介 (5・10・2月)

2、特色ある教育活動

◇英語合宿

 英語合宿は、1泊2日の日程で校外施設(岩木町青少年スポーツセンター)を利用して実施しています。
 本校の外国語指導助手に加え、鶴田町役場の国際交流員や同教育委員会の外国語指導助手らの協力を得て、彼らとの交流を通じて英語に親しみ外国の文化・習慣への理解を深めるとともに、10月の海外研修旅行に向けてホームステイに関する英語や訪問先のオレゴン州フッドリバーについての知識を身につけ、さらには自国の文化や本県の概要などについて英語で説明できることを目指すなど、自己表現力の育成にも力を入れています。
 平成17年度からは田子高校との合同合宿を実施しています。

県内6名のALTが参加

外国映画のシーンを演じる

自己表現力スキルアップ活動

田子高校国際教養コースと記念撮影

海外研修旅行

海外研修旅行

 国際教養コースでは平成12年度から2年次に海外研修旅行(6泊7日)を行っています〔平成13・14年度は中止〕。
 鶴田町の姉妹都市であるアメリカ・オレゴン州フッドリバー市を訪問し、姉妹校との交流やホームステイを体験します。
 文化交流では、よさこいソーラン、津軽三味線演奏や日本の昔話「かぐや姫」の上演などをしてきました。

海外研修旅行

 ここ数年は、英語力向上の目標に向かって、英語でのプレゼンテーションを行っています。
 日本のファッションやアニメ、ひな祭りやねぶたなどの伝統行事を紹介し、大きな関心を集めました。
 また、研修の時期をハロウィーンの前後としているので、本場の盛り上がりを肌で感じるまたとない機会になっています。

フッドリバー日系移民の歴史学習

 海外研修旅行の事前学習として、鶴田町とフッドリバー市との姉妹都市締結に多大な功績のあったレイ安井氏一族の物語『不屈の小枝』〔ローレン・ケスラー著(小学館)〕を用い、フッドリバーの日系移民がどのようにアメリカ社会に受け入れられていったかを学びます。人種差別という重いテーマですが、国際教養コースの重要な学習の一つです。

『不屈の小枝』(原題:Stubborn Twig)

フッドリバー市主産業のフルーツ工場見学

イングリッシュ・デイ

 イングリシュ・デイは毎年12月に開催される国際教養コースの大きな行事で、日頃の英語学習の成果を全校生徒の前で披露するとともに、近づくクリスマスを外国語指導助手らとランチを共にして祝います。
 この日は予選を通過して本選に臨む生徒による英語弁論大会が行われ、外国語指導助手らが審査にあたります。
 そのあと3年生による英語劇が上演され、生徒は長い台詞と格闘しながらも役者になりきって最高の演技を披露します。
 昼食は外国語指導助手らと一緒にチキンを調理して西洋の食文化を体験します。

3年生による英語劇 「Stone Soup」

予選通過者による英語弁論大会

クリスマスランチクッキング

国際理解

 国際理解では各学期に一度、年に3回外国人を講師に迎え、自国の事情や文化等を紹介していただいています。
 興味深い話のみならず、言葉の学習や民族色豊かなものを体験したり、時には調理室で料理を実際に作ったりなどもします。
 最近は、アメリカ(Native American, Hawaiian)・韓国などについて学び、これまでに扱った国は20か国近くになります。

ネイティヴアメリカンの伝承文化を学ぶ

ハワイ民謡をウクレレで紹介

ハンボクを身につけて

関連リンク

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